70代女性:大腿骨骨折による変形性膝関節症によっての運動制限の改善

来店動機

10年前に大腿骨骨折をして、それから膝の曲げ伸ばし、正座が困難になり、歩行時の痛みや椅子に座ることが出来なくなり、当院のイベント開催のチラシを見て来院。

カウンセリング内容

痛みの出たきっかけ

10年前から膝の状態が悪く、時々違和感を覚えるようになり、ご家族の介護をするようになり、”膝に負担がかかることが増えて座ることが出来なくなった”との事。

どのような時に痛みが出るか

歩行時や階段昇降時、椅子に座る際に屈む動作時、起床時の一歩目など日常生活動作のほとんどに痛みがあった。

身体所見と治療、経過

初回施術

両膝の変形性膝関節症による膝の屈伸制限、右大腿骨骨折により内固定をしているが、長さが合っていないとの事。それらによる股関節屈曲位拘縮が診られた。

歩行時、立位時に右の膝に強い痛みがあった為、初めに股関節周囲、深層部の筋(腸腰筋)の筋肉にアプローチをかけて股関節の運動制限を取り除く施術を行い、その後歩行時の痛みは軽減した為、股関節、骨盤の動きを円滑にするために骨盤矯正を行った。

施術後同じように歩行、屈伸運動をしてもらい痛みの変化を確認したところ屈伸運動制限はあるものの痛みは来院時の半分ほどまで改善。

翌日に再度来院して頂くことに。

2回目施術(翌日)

起床時の初動作で再び痛みがでたが、当院に来られる際に休みながらでも歩いてご来院。

待合で待たれる際に座ることが出来ずにいたが、歩行時の痛みは大分軽減されていた為、昨日と同様の施術を実施。

患部の痛みが強くならないようにアイシングを施し、膝だけでなく足関節の可動域に制限もあった為、動きを補助するためにテーピングを貼り3日後に来院して頂くことに。

3回目施術(初回から4日後)

股関節の可動域に依然として制限がある為、膝、股関節の屈伸運動に難があったのもあり、この日から骨格の歪みにより筋肉にも歪みが生じている事で運動制限がかかっていると考え特殊なローラーを用いて、筋肉の歪みを改善させて、可動域制限を改善する治療も始めることに。

施術後、来院時椅子に座ることが困難だったが、違和感は多少ありながらも痛みなく椅子に座ることが可能になった。

自宅でその時のいい状態を維持して頂くために股関節の体操を指導し、骨盤、筋肉の矯正を今後続けていくとのことでしばらく通院することに。

15回目施術(初回から約2か月後)

来院当初の膝の痛みはほとんど日常生活では出ていないとの事。

また、入浴の際の低い椅子に何年も座ることが出来なかったが、今は座って身体を洗えると喜びの声を頂いた。

自宅でのケアも欠かさずやっているのもあり、その日の自身の状態の変化にも気付けるようになって”身体を動かすのが楽しい”とのこと。

 

現在の様子

来院してから約二か月経過してから、ほとんどの痛みが無く、階段昇降も可能になるまでに改善してきているのもあり、ゴール設定をすることに。

以前の状態にならないように根本的に治療し再発しない身体づくりを引き続き行うことに。

お客様のコメント

最初は歩くこと、座ることも難しくなり、このまま寝たきりの生活になってしまうのが怖かった。

色んな治療を試してきたがどれも続かず、結局何年も放置してしまい、藁にもすがる思いで来たが、ここまで楽になるとは思わなかった!

何より、身内の介護をするのが大変じゃなくなったことに感謝してます。

今後定期的なケアもするが、もし他の症状が出たら迷わず名倉堂に駆け込みます!!!

担当者コメント

初めて来院された際は足を引きづって、座ることが辛そうだったの覚えています。

自宅から当院までの移動手段も大変な中、毎日来て頂き身体を動かし続け、諦めずに頑張った結果しっかり改善ましたね!

今後まだまだ歩けるように、日々のケアをして、今よりもっといい状態になれるように頑張っていきましょう!!