来店動機
長時間の同姿勢による筋緊張が原因で起こる緊張型頭痛を頭痛薬などを服用せずに、姿勢から改善して症状を緩和することが目的。
カウンセリング内容
どんな患者さんの症例なのか
在宅時に使っているデスク環境が悪く、長時間pc作業をしていると頚部後面~肩まで固まった感覚になり、痛みと痺れを伴う。
症状が強い場合に比例して頭痛が出る
身体所見と治療、経過
初回施術
初回治療は、姿勢分析を行った。
姿勢の状態として、骨盤後傾による円背姿勢で起こる後頭部~背面の筋緊張から起こる緊張性頭痛の可能性があった為、
前面の胸部と腹部(胸筋・腹筋)の筋肉の短縮を取り除く目的で背骨の矯正から行い、脊柱全体と前面の筋肉の柔軟性をだすように治療を行った。
次回来院時まで、頚部(後頭部)のアイシングを行って頂くように指導を行った。
2回目施術(3日後)
初回施術から痛みと痺れは多少軽減されていたが、動作時痛、可動域は初回時と同様な状態。
症状軽減(神経痛)と可動域の維持を目的に鍼治療を実施したところ、治療後の可動域が大幅に増加し、運動時痛と痺れも軽減。
状態が安定するまで、特別診療と鍼治療を交互に実施して様子を見ることに。
2回目施術(5日後)
初回~3日目までで頭痛の度合いが弱まったとの回答をもらった。
また、頭痛薬の服用回数も以前は1日1回(痛みによる)服用していたが2日で1回に抑えられたとのこと。
2回目施術で主症状は軽減傾向にあるが、姿勢や筋緊張(後頭部~背中)は未だ強かった為、初回施術に+胸郭(肋間)の弾性力を上げる目的で、
特殊なローラーを用いて、肋間に対して柔軟性を出せるようにアプローチした。
自宅でのセルフケアは胸郭の動き(呼吸)を意識した股関節の体操指導を行った。
3回目施術(1週間後)
3回目施術時点で頭痛の頻度も1週間のうち1~2日はほとんど出ずに仕事もできるようになったとお声をいただいた。
3回目以降から背骨メインでの矯正から頸椎に特化させて更に神経・血管の負担を軽減できるようにアプローチを行った。
4回目施術(1か月後)
初回~3回目時点で当初の頭痛は軽減傾向にあり、初回から1か月目で当初服用していた頭痛薬も1週間に2~3回に以前と比較して大幅に減ったとのこと。
骨盤後傾姿勢による円背(猫背)も初期と比較して改善してきている為、状態維持を目的に引き続きメンテナンスのために現在も治療中。
担当者のコメント
在宅ワークの方の多くが運動量低下から起こる、体の硬さや姿勢不良による症状(頭痛など)を訴える方が増えております。
特にデスクワークの方々が猫背やストレートネックからの頭痛が多く、治療としては猫背になる原因の”骨盤”の歪み・筋力(インナーマッスル)低下を改善していく
姿勢矯正を行うことで再発予防もできるので、長年の姿勢不良で悩んでいる方も諦めずに治療を検討して頂けると幸いです。





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中村橋名倉堂鍼灸院・整骨院でございます。