来店動機
歩行や日常動作に支障きたしていたため、自身と同様の症状の口コミを拝見して御来院されたとのこと。

カウンセリング内容
痛みの出たきっかけ
約半年に1回起こるぎっくり腰のような症状から、仕事で行う介護での介助動作と自宅での介護で負担が重なり、ベッド移乗動作中に強烈な痛みが左下半身全域と足底部への痺れの症例
どのような時に痛みが出るか
長時間の同姿勢(特に座位と寝ている姿勢)とズボンや靴下など深く前屈する動作で痛みと痺れが左下肢全体に出現。
身体所見と治療、経過
初回施術
徒手検査でSLRテストを行い、患側下肢(左)に疼痛と痺れがあった。
うつ伏せでの処置は腰椎伸展(股関節伸展位)により症状の悪化が懸念された為、仰臥位にて腸腰筋(特に大腰筋の短縮強い)の調整を行い、
側臥位で殿筋、大腿部周囲の筋肉調整を行ったのちに特別診療で股関節、脊椎のバランス処置を行った。
施術後、前屈動作のROM増加+ペインスケール10(最大値)→7割程度に減少
自宅でのケアとして、不良姿勢にならないように就寝時の姿勢や座位姿勢を指導して、神経痛に対しては冷却(アイシング)指導を行った。

2回目施術(3日後)
初回施術から痛みと痺れは多少軽減されていたが、動作時痛、可動域は初回時と同様な状態。
症状軽減(神経痛)と可動域の維持を目的に鍼治療を実施したところ、治療後の可動域が大幅に増加し、運動時痛と痺れも軽減。
状態が安定するまで、特別診療と鍼治療を交互に実施して様子を見ることに。
3回目施術(初回から1週間)
可動域制限の戻りと症状の戻りが前回(2回目)から緩やかな状態になっていたため、運動療法を組み込んで日常生活での運動動作に
痛みや痺れが出にくくする為に実施。
4回目施術(1か月)
初回から1か月程経過した時点で、当初のペインスケールが10→4,5を維持できるようになり日常生活での支障も減った為
鍼治療と特別診療の頻度を状態に合わせながら進めていくことに。
担当者のコメント
ぎっくり腰のような症状を繰り返し起こしている方や周期的に強い急性腰痛などを起こしている場合の大半が筋力低下が原因による、
姿勢不良や関節への負担が原因の為、問題部分(根本部分)の分析をしたうえで早めの治療が必要。
特に肉体労働の方などは力作業により通常の動きより大きな負荷を要する為、その方ができる許容範囲の動きやリスクのある動作などを把握したうえで
治療とメンテナンスが不可欠です。
今回の症状が速い段階で緩和された要因として、神経的(痛みや痺れ)な問題は鍼灸、関節や骨格の不良姿勢による問題は全身矯正(特別診療)と両面から
アプローチできたことが改善につながったと考える。
お電話ありがとうございます、
中村橋名倉堂鍼灸院・整骨院でございます。